今回は、WordPress のブログに、人気記事のランキングを自動で表示してくれるワードプレス・プラグイン『WordPress Popular Posts』について解説致します。
『WordPress Popular Posts』の概要は、ブログへのサイトアクセスを自動集計して、24時間、1週間、1カ月毎の人気記事を、サイドウィジェットやフッターなどに、サムネイル付きで表示してくれるプラグインです。
他にも、『WordPress Popular Posts』設置による、サイト全体の雰囲気とゼザイン性が、かなり変わりますので、ぜひ導入したいワードプレス・プラグインのひとつです。
この記事の目次
- 1 「WordPress Popular Posts」のインストール
- 2 「WordPress Popular Posts」設定画面の起動方法
- 3 「WordPress Popular Posts」統計の設定
- 4 「WordPress Popular Posts」ツールの設定
- 5 「パラメーター」の設定
- 6 「WordPress Popular Posts」このプラグインについて
- 7 「WordPress Popular Posts」ウィジェットの設置方法
- 8 「WordPress Popular Posts」ウィジェットの設置方法(投稿の設定)
- 9 『WordPress Popular Posts』人気記事を表示する設定方法と使い方!WordPress プラグインまとめ
「WordPress Popular Posts」のインストール
『WordPress Popular Posts』のインストールについては、「WordPress プラグインのインストール方法~WordPress の基礎編」の手順を参考にして下さい。
インストールしたら、プラグインを「有効化」してすぐに使用できる状態にしましょう。
「WordPress Popular Posts」設定画面の起動方法
●インストールが完了すると以下画像のように、管理サイドメニューの「設定」の中に、「WordPress Popular Posts」の項目が追加されますので、クリックを行って設定画面の起動を行います。
「WordPress Popular Posts」統計の設定
●この「統計」では、各タブをクリックすると、あなたのブログで「今日」「今週」「過去30日」又は「累計」(本プラグインを導入してから今まで)の中で、どれが一番人気のある記事なのかをランキングで、見ることができます。
●最初のタブでは、以下のように「コメント数順」「View数順」「1日平均観覧数の多い順」の、3つの中から選択をする事が出来ます。
●その横の「post,page」は、「記事」と「固定ページ」の事を意味しています。
●「上限」の所は、表示させたい人気記事ランキングの、数を指定する事ができます。
(※上の写真のように、上限:12を入力した場合は、12記事のランキングが表示されます。)
「WordPress Popular Posts」ツールの設定
サムネイルの設定
●この項目「ツール」タブでは、「サムネイル」に関する内容を設定をする事が出来ます。
●「初期サムネイル」は、「アップロードサムネイル」をクリックして、画像のような「No Thumbnail」ではなく、任意の画像を指定する事が出来ます。
画像を指定する場合は、サイトを代表する画像又は、アイキャッチ画像を指定すると良いでしょう。
●「画像を選ぶ」は、デフォルト設定で「注目の画像」となっていますが、つまり「アイキャッチ画像」となっていますので、そのまま変更する必要は無いと思います。
●「Responsive support」も、デフォルト設定のまま、「使用不可」にしておきます。
この部分は、「使用可能」を選択して設定を有効にすると、イメージタグの「高さ」と「幅」の属性が削除されてしまいますので、デフォルト設定のまま、「使用不可」にしておきましょう。
●「空の画像キャッシュ」は、WPPのサムネイルキャッシュを消去する場合に、このボタンを使用します。(※WPPは、「WordPress Popular Posts」頭文字の略語です。)
●「適用」をクリックして「サムネイル」設定の保存が出来ます。
データの設定
◆ここでは、「データログ」や「キャッシュ」等の、5項目を設定する事ができます。
●「logから見る」は、以下のプルダウンメニューの中から選択する事ができます。
1 「訪問者のみ」 ⇒ 用語の通り、訪問者のみをカウントして、記録を行います。
2 「ログインユーザーのみ」 ⇒ ログインユーザーのみをカウントして、記録を行います。
つまり、会員向けのサイトなどで、ログインしているユーザーのみカウントしたい場合に、利用する事が出来ます。
3 「だれでも」 ⇒ 用語の通り、全てのアクセスをカウントして、記録を行います。
尚、この中には、管理者も含まれますので、管理者を含みたくない場合は「訪問者のみ」選択して下さい。
●「Log limit」は、ログを保存する期間の「制限」を行う事が出来ます。
1 「使用不可」を選択すると、ログを保存する期間の制限を行いません。
つまり、全ての期間のログを記録します。
2 「Keep data for」を選択すると、以下のように「ログを保存する期間」の日にちを数字で指定を行う事ができます。
●「Ajaxifyウィジェット」
「Ajaxifi」を使用している、WPスーパーキャッシュ等のプラグインキャッシュ(ウィジェット)を使っている場合は、この機能を「使用可能」にして有効にすると、キャッシュされてから、人気リストを保持します。
※「Ajaxifyウィジェット」を使用していない場合は、「使用不可」のままで良いでしょう。
●「WPPキャッシュ有効期限ポリシー」
「WPPキャッシュ有効期限ポリシー」は、デフォルト設定では「決してキャッシュしない」の設定になっています。(※通常は「決してキャッシュしない」の設定のままでOKです。)
尚、「キャッシュを有効にする」を選択すると、以下のように、リフレッシュキャッシュごとに時間を指定する事ができますが、画像の補足説明にもあるように、トラフィックの多いサイトで数十万~数百万PVもあるようなサイトの場合は、この項目を有効にします。
●「データサンプリング」は、データベースの書き込み設定を行う事が出来ますが、小規模、中規模サイトの場合は「使用不可」のままで良いでしょう。
尚、大規模トラフィックサイトで、データベースへのパフォーマンスに影響があるような場合には、「使用可能」を選択します。
その他の設定
●ここでは、人気記事リンクの窓の開き方と、CSS設定を行う事ができます。
尚、通常は、画像のようにデフォルト設定のままで、良いでしょう。
●「リンクを開く」の所は、「現在のウィンドウ」又は「新しいタブ/ウィンドウ」の、どちらかを選択する事ができます。
●「プラグインのスタイルシート使用」
プラグインのスタイルシート(CSS)の使用を指定する事ができます。
デフォルト設定では「使用可能」になっていますので、ご自分で独自のスタイルシート(CSS)を適用させたい場合は、「使用不可」を選択して下さい。
●「空のキャッシュ」 ⇒ このボタンを使用して、WPPのキャッシュのみから、手動でエントリーをクリアーする事ができます。
尚、このボタンでクリアーを行った場合は、蓄積データだけが残ります。
●「全てのデータをクリア」 ⇒ このボタンを使用して、手動で「全て」のWPPのデータテーブルから、エントリーをクリアする事ができます。
「パラメーター」の設定
●「パラメーター」設定の、最初の補足文章を翻訳すると、「wpp_get_mostpopular()テンプレートタグ、または[WPP]ショートコードのいずれかを使用する場合は、次のパラメータを使用すると、「人気記事」のリストをカスタマイズする事ができます。」
と、書いてあるのですが、この内容が理解できる人以外は、何も設定する項目はありません。
「WordPress Popular Posts」このプラグインについて
●「このプラグンについて」
このタブでは、「WordPress Popular Posts」のバージョンと、変更された内容の概要が書かれています。
以上、ここまでの設定が全て確認できた所で、あとは、「サイドバー」または「フッター」にウィヘットの設置を行えば、人気記事のランキングが指定した箇所に表示されるのですが、
「ウィジェット」の方にも具体的な設定項目があるので、この後は「ウィジェットの設置方法」についても解説していきたいと思います。
「WordPress Popular Posts」ウィジェットの設置方法
◆まずは、最初に管理サイドメニューの「外観」の中の「ウィジェット」を選択した後、利用できるウィジェットの中から、「WordPress Popular Posts」を選択して、任意のサイドバー又はフッターにドラッグして挿入を行います。
その後、挿入したウィジェットの「▼」をクリックして開くと、以下のような画面が開きます。
上から順番に説明を行っていきますが、
1 「タイトル」の所には、ウィジェットに表示させたい、文字(テキスト)を入力します。
2 「投稿」の所は表示させたい人気記事の数を指定する事が出来ます。
3 「並べ替えの記事」は以下画像のように、「コメント」「総観覧数」「1日の平均観覧数」の中から、選択を行う事が出来ます。
4 「フィルタ」は、以下画像にように「過去24時間」「過去7日間」「過去30日間」「累計」の4種類から選択を行う事ができます。
5 「投稿タイプ」は、post=「記事」と、page=「固定ページ」を、指定する事ができますが、人気記事のランキングですので、画像のように「page」とだけ入力されていれば良いでしょう。
6 「投稿(複数の)ID(複数)を除外する」には、人気記事ランキングから除外したい記事のIDを指定する事が出来ます。
尚、投稿ID(記事ID)の調べ方は、以下の通りです。
※記事IDの調べ方は、WordPressのサイドメニュー「投稿一覧」から、個別記事タイトルにカーソルを合わせると、画面最下部にURLが表示されるようになっています。
そして、下記サンプルのようにpost(記事)= 数字の部分(=記事ID)に書かれた数字のみを控えて入力すれば、設定を行う事ができます。
7 「カテゴリID」と「作者名ID」については、通常は入力する必要は無いと思いますので、空欄のままで良いでしょう。
ちなみに、「カテゴリーID」は、管理サイドメニューの「カテゴリー」から、記事IDと同じようにカーソルを合わせると、下部のタスクバーに「ID=数字」として、番号が表示されるようになっています。
そして、「作者名ID」は、管理サイドメニューの「ユーザー」から「ユーザー一覧」を選択すると、確認する事ができます。
「WordPress Popular Posts」ウィジェットの設置方法(投稿の設定)
◆次に、人気記事ウィジェットの下半分の箇所を説明していきます。
1 「投稿の設定」は、「短縮タイトル」「記事の要約を表示する」「投稿のサムネイルを表示」の、チェックボックスをそれぞれに、選択するする事ができます。
それと、サムネイルの大きさを、定義された固定サイズもしくは、任意のサイズで指定する事が出来ます。
※尚、この部分は設定を行ってから、実際に設置されたウィジェットの画面を見ながら、調整を行うと良いでしょう。
2 「統計用タグ設定」は、「コメントを表示する」「観覧回数を表示する」「作者名を表示する」「日付を表示する」「カテゴリ表示」5種類の、チェックボックスをそれぞれに、選択するする事ができます。
3 「HTMLマークアップ設定」の所は、独自のマークアップを使用する事が出来ますが、通常はデフォルト設定のまま、チェックは行わずに使用を行えば、まず問題ないと思います。
『WordPress Popular Posts』人気記事を表示する設定方法と使い方!WordPress プラグインまとめ
さて、『WordPress Popular Posts』の人気記事を表示させる為の設定方法いかがでしたでしょうか。
設定した内容によっても見た目やアクセス数が変わってきますので、「ウィジェット」を挿入する位置や、「サムネイルの大きさ」など、色々と試しながら調整してみて下さい。
ご講読ありがとうございました。