今回は、DTMでオススメの電子ピアノ・MIDIキーボード用『サステインペダル』をご紹介します。
まずは『サステインペダル』って何?という事で
この記事の目次
『サステインペダル』とは
写真のように、ピアノで通常一番右にあるペダルが『サステインペダル』で、またの別名を『ダンパーペダル』『ラウドペダル』と呼ぶ事もあります。
サステインペダルは、現代のピアノで最も一般的に使用されているペダルです。通常、2つまたは3つのペダルの右端です。ペダルを踏むと、すべてのダンパーを弦から離し、自由に振動させることにより、サステインペダルがピアノのすべての減衰弦を「支え」ます。
これにより、ピアニストは、たとえば付随するコードでは届かないような音を維持し、他の方法では運指ができないレガートパッセージ(スムーズに接続された音)を達成できます。サステインペダルを踏むと、すべての弦が演奏されているノートに共鳴して振動し、ピアノの音色が非常に豊かになります。
ウィキペディアより
つまり、『サステインペダル』を踏んでいる間は、演奏した音が「鍵盤」から指を放しても音が減衰するまで鳴り続けるという事です。
ペダルを離すと同時に鳴っている音は止まります。
オススメの電子ピアノ・MIDIキーボード用サステインペダル
YAMAHA ( ヤマハ ) / FC4A サスティンペダル
最初にご紹介するのがコチラ。YAMAHA の『サステインペダル』FC4A です。
電子ピアノ、キーボード、シンセサイザーやステージピアノ用のフットペダル。
アコースティックピアノに近い踏み心地を実現します。
特徴は、アコースティックピアノと同様の踏み心地を再現。
演奏時にペダルを踏み込んだ時でも、ペダルが滑りにくい様にラバー素材を裏面に採用し高い安定性を実現しています。
【仕様】
極性:ノーマルクローズ
サイズは、89W(幅)×66H(高さ)×276D(奥行)【mm】
重さは、0.7【Kg】
接続端子は、標準プラグ
メーカーサイト:https://jp.yamaha.com/
このペダルは、私も購入してDTMで使用している『サステインペダル』で、Native Instrument社のMIDIキーボード『KOMPLETE KONTROL S61 MK2』に直接接続して使用しています。
●『KOMPLETE KONTROL S49/S61 mk2 NKI対応キーボードレビュー①』の記事も書いていますので、ご興味のある方は是非コチラもご覧ください💕
メーカーサイト:https://www.native-instruments.com/jp/
※ この『サステインペダル』を使ってみた感想ですが、踏み心地はかなり良いです。
◆ 私の使い方をご紹介すると、このペダルを更に安定させる為に、自分で小さなマット(よく家の玄関や、トイレとかに敷いてあるようなやつ♪)にキリで刺して小さな針孔(針穴)を開けて、穴から『インシュロック』を通して結束固定して使用しています。
➡ マットの裏側から「キリ」で差すと通しやすいです。
いわゆる『DIY』(Do It Yourself) 的な感じです。(⋈◍>◡<◍)。✧💕
※ 素材が布素材というか絨毯(じゅうたん)なので、キリで穴を開けても破れるような感じは全くありませんでした。
『DTMでオススメのボリュームペダル・エクスプレッションペダルはコレだ!』の記事も書いていますので、ご興味のある方は是非読んでみてください♥
●使用した材料は『インシュロック』とマットだけ。使用した道具はペンチだけです。
インシュロックの長さは、マットの厚みも含めて計算しないといけませんが、短い『インシュロック』を「2本」繋げて長さを長くして使用するのが良いと思います。
私は、2本繋げて固定しています。(※ 下段は1本。上段は2本つなぎ。)
この方法で自分で『DIY』を試してみたいという方は、ペダルの外径寸法に合った『インシュロック』を選んでみてください。
※ 補足ですが『インシュロック』は一般的に2種類あり、白色と黒色が有るのですが、黒の方が丈夫で長持ちです。
黒は『耐候性』になっていて、主に屋外でも使用出来るようになっています。
「紫外線」にも強く強度もある為、個人的にはコチラをオススメします。
但し、お値段の方は『白』より若干高い場合が多いです。
とは言え、所詮は消耗品♪
以下、その他のペダルについてもご紹介させて頂きます。
M-AUDIO ( エムオーディオ ) / SP-2 サスティンペダル
このペダルは、ノーマルオープン(マイナス極性)とノーマルクローズ(プラス極性)の2種類に対応した『サステインペダル』です。
形状やデザインも良く、値段もお手頃価格なのでオススメです。
特徴は、裏面に極性の切替スイッチがあり、どのメーカーのキーボードでも使用出来る所です。
1番と2番があり、1番はマイナス極性の製品。2番はプラス極性の製品になっています。
メーカーサイト:http://www.m-audio.jp/
【仕様】
◆ 極性スイッチにより、M-Audio以外の他社のMIDIキーボードにも対応。
◆ ラバーコーティングとクロムフットペダル
◆ 耐久性の高い丈夫なデザイン
◆ 1/4ケーブル装備
◆ ケーブルの長さ:1.8m
ペダルの極性について
電子キーボード用のサスティンペダルには、ノーマルオープン(マイナス極性)とノーマルクローズ(プラス極性)の2種類があり、メーカーや機種によって対応する極性が異なります。
主要なメーカーでは、YAMAHA、ROLANDはノーマルクローズ、KORGはノーマルオープンとなっています。極性が同じであれば、異なるメーカー同士でも使用できる場合も有りますが、ご使用されるキーボードメーカーの推奨品を確認してのご使用をオススメ致します。
ROLAND ( ローランド ) / DP-10 ダンパーペダル
まず、コチラの製品の極性はノーマルオープン(マイナス極性)です。
特徴は、ハーフ・ダンパーとオン/オフ・タイプのペダル・スイッチのどちらでも使用できる切り換えスイッチを装備しています。
ラバープレート装備で安定性も抜群。
メーカーサイト:https://www.roland.com/jp/
【仕様】
◆ ダンパーペダル (サステインペダル)
◆ ラバー・プレートの装備によって安定性を高めたダンパー・ペダル。
◆ ケーブル長:2.2m
◆ ハーフダンパー対応
CUBASEなどのDAWでハーフダンパーペダル機能を使用する時の注意点
『Cubase』の場合 CC64 にサステインがアサインされていますが、この【CC64】は『0』か『127』どちらかの値しか入力出来ないようになっていますの。
つまり ON/OFF だけ認識するという事ですね。
なので、ペダルを中間まで踏み込んだ状態の値で『ハーフペダル』として認識させて操作を行いたい場合は、通常の設定とは別の方法で【CC】などの設定を行う必要がある場合が有ります。
KORG ( コルグ ) / DS-1H ダンパーペダル
コチラの製品の極性はノーマルオープン(マイナス極性)です。
KORGの定番ダンパーペダル。適度な重量とピアノ・ライクな金属製ペダルにより、安心感のある踏み心地を実現。
このペダルの特徴も、『ハーフダンパー・ペダル』に対応。
メーカーサイト:https://www.korg.com/jp/
【仕様】
極性:ノーマルオープン
外径寸法:251(W)× 66(D)× 53(H)mm
質量:740【g】(グラム)
DTMでオススメの電子ピアノ・MIDIキーボード用サステインペダルのまとめ
今回は『サステインペダル』(ダンパーペダル)について色々とご紹介させて頂きましたが、お好みのペダルは見つかりましたでしょうか。
どのメーカーの機種も少しずつデザインや特徴が違ったりして好みが分かれそうですが、サステインペダルには『極性』があるという事も知っていただけたのでは無いでしょうか。
それと、私が今回購入した『サステインペダル』は、YAMAHA の『サステインペダル』FC4A の極性はノーマルクローズなのですが、インストールしたピアノのソフト音源のサステインを足でON/OFFさせたかっただけなので、使い勝手として十分に機能を果してくれています。
まとめの結論として、『サステインペダル』をご購入される際は、是非ご自分の用途に合わせてお好みのペダルを選択されては如何でしょうか。
※ 最後までお読みいただき有難うございました。
良いミュージックライフを♥Let’s クリエイティブにゃ!