ゲーミングPCパーツを、マザーボードごと交換した私的忘備録&BIOS設定まとめ。
交換前のスペックは以下の通り。
●箱体はミニタワー型、ゲーミングPCで有名なドスパラの「GALLERIA」ガレリアシリーズ。
中身は、

この記事の目次
マザーボード交換する前の注意点
パソコンのマザーボード交換をする場合、まずはWINDOWSのOSを継続して利用する為の、事前準備が必要。
私が、参考にしたサイトがコチラ。
マザーボードを交換してもOSは継続して利用可能
概要:交換前の準備からパーツ交換、交換後のライセンス紐づけからアカウント認証などについて非常に分かりやすく書かれています。

マザーボード
ASUS Intel B460 搭載 Socket 1200 対応 マザーボード TUF GAMING B460-PLUS【 ATX 】
メーカーサイト:TUF GAMING B460-PLUS | マザーボード | ASUS 日本
グラフィックスボード
ZOTAC ゾタック GAMING GeForce RTX 2070 SUPER MINI グラフィックスボード VD7074 ZT-T20710E-10M
CPU
INTEL CPU BX8070110900K Core i9-10900K プロセッサー 3.7GHz 20MB キャッシュ 10コア 日本正規流通商品
CPUクーラー
CPUクーラー 虎徹 Mark II
メモリ
CORSAIR DDR4-3200MHz デスクトップPC用 メモリ Vengeance LPX シリーズ 64GB [32GB × 2枚] CMK64GX4M2E3200C16
電源ユニット
Cooler Master V1200 Platinum 1200W PC電源ユニット 80PLUS PLATINUM 7年保証 PS443 RSC00-AFBAG1-JP

以上で、ほぼ一通り全てのパーツを用意できた訳ですが、ただ適当にパーツを選んだ訳ではありません。
①最初に使用したいCPUを決める。
マザーボードには、CPUを搭載する為の対応するソケット形状が決まっている為、CPUを決める事でおのずとマザーボードの選択肢が決まってきます。
という事で今回選んだのがコチラ
選択する上で
今回、元となる旧パソコン「ガレリア」の箱体に、綺麗にスッポリ収るサイズなのでASUSの「TUF GAMING B460-PLUS」は非常に良い。

②使用したいGPU(グラフィックスボード)を決める
基準となるのは、グラフィックスボードに搭載されているメモリの容量。
参考ですが「GeForce RTX 2080 ti」の場合は11GBもある。
記事を書いている現在、GeForce RTX 3080 等も発売されていますが(コチラは10GB)メモリ容量もあるが値段も高い。
という事で、コスパも良く値段が手頃でしかも売れ筋の商品。
「ZOTAC ゾタック GAMING GeForce RTX 2070 SUPER MINI」を選びました。
もう一つ、これを選んだ理由は
③電源ユニットの容量を計算して決める
グラボを含め電気容量が上がったので、それに合わせて電源ユニットを交換する必要がある。
今回、容量を計算する為に参考にさせて頂いたサイトがコチラ。
※他にも同じようなサイトは有りましたが、計算方法はほぼ同じでした。
➡ 計算した結果、1200ワット[W]の電源ユニットになりました。

ここまで決まれば、残りのパーツは順番問わずに決めれます。
④CPUクーラーを決める
基本的にタイプとして「空冷」と「水冷」の2種類があるが、今回選択したのは最も一般的に多い「空冷式」。
理由は、水冷にした場合パイプから「冷却水」が漏れてトラブルの原因になる可能性があるからです。
という事で、私としては可能性がある限り「水冷」は却下。
今回の場合「水冷」を選択しても、タイプとしては「簡易水冷」というものになります。
仮に「本格水冷」にした場合、部品数が増える為、水漏れのリスクも増えると言われています。
●実際、今回のパーツと共に交換したCPUクーラーを使用して計測した、CPU温度の測定結果について少しお話しします。
PC版のゲーム「Skyrim SE」でMODを多数導入し「ENB」も導入してプレイした結果です。

※CPUの温度計測に利用したのは「Core Temp」というフリーソフト。
ご興味のある方は、ダウンロードして使ってみて下さい。
上の写真が実際に「スカイリムSE」をプレイした時の記録画像。
※画像をキャプチャーする際にプレイ画面を閉じている為、負荷の数字が小さくなっていますが、今回は温度の「最大」と書いてある部分を見て下さい。
※「Core i9-10900K」は10コアなので、CPU10個分が表示されています。
CPUの温度について
巷(ちまた)のゲームプレイでは、CPUの温度が80度を超える事も珍しく無いそうですが、当然CPUの寿命等への影響はあると思われます。
当然、季節や部屋の温度などによっても違いますが、ゲームタイトルが違う場合でも変わります。
「Skyrim」や「FALLOUT4」だと環境によって、もう少し温度が上がるかもしれません。
しかし、
温度計測してみて常時100度近くを超えるようなら、何か問題が起きている可能性があるので、対策する必要があるでしょう。
CPUクーラーを取り付ける時の注意点
今回購入した、空冷式のCPUクーラーを取り付ける際に、CPUとクーラーが接触する面に「CPUグリス」を塗りますが、消耗品の「CPUグリス」は高伝導の物を使用しました。
あえて品番は書きませんが、ハイエンドPCになるほど気を使った方が良い部分だと思います。
●他のパーツに比べ値段も高くなく、長年にわたり触らず酷使する部分なので、高伝導で品質の良いものを使ってあげたいですね♪
それと注意点を一つ
最初、CPUクーラー底面(CPUと接触する所)の金属部分に、透明な保護膜のビニールが貼ってあるので、取付ける時には忘れず必ず剝がしましょう。
メモリの種類と容量を決めよう
メモリの種類はDDR4で決まっていますが、今回ここで言うメモリの種類とは周波数の事です。
今回、購入したのが CORSAIR の「DDR4-3200MHz」なので、メモリとしては結構良い物を選んだのかもしれません。
➡ 今後メモリを増設する際は、同じ周波数の物を選ぶことになります。
通常、メモリは2枚で1組で使用し「デュアルチャンネル」で使用するのが一般的です。
(※理由はその方が処理が早いから。)
●メモリを2枚差している場合「CPU-Z」というフリーソフトで見ると、デュアルチャンネルで動いているのが分かります。
パソコン全体のスペックと状態を表示してくれるソフトですが、メモリ交換した際にも、ちゃんと動いているか確認するのに非常に便利です。
(※ご興味のある方は是非ダウンロードして使ってみて下さい。)
マザーボードを交換する際に注意して行った事
パソコンケースから部品と配線を外す前に、
●後は、マザーボードに付属している「マニュアル」に書いてある接続先の場所を確認しながら、配線を接続すればOKです。
➡ 既存の各配線の先のプラスチック部分に、記号が書いてあるので見てみて下さい。
(※細く小さい配線の場合、懐中電灯の光を当てると見やすくなります。)
全パーツ交換が終わった後に行う作業について
※マルチモニターで2画面や3画面使っていた方は、1画面だけを接続して、USB等もキーボードとマウスだけにしてから、その後電源を入れて起動します。
ある程度の知識も必要となりますが、触る部分はそんなに多くありません。
「これからパーツ交換を自分でしたい。」と、ご検討されている方は、事前に調べてから作業するのが良いと思います。
●さて。ここで「BIOS」の設定画面にならない場合は、パーツ交換で何か問題が起きている可能性が有ります。
具体的な原因は、自分が接続した配線が違うかもしれないし、購入した新品の部品自身に不具合があるかもしれない。という事です。
実際に、マザーボードを再度お店で交換したら直ったとか、メモリを交換したら直ったというお話もよく聞きます。
自分でパーツ交換すれば、値段も安く済みますが、やはりリスクも覚悟して望む必要があるでしょう。
TUF GAMING B460-PLUS のBIOS設定について
正常に「BIOS」が起動すると、以下こんな感じの画面が表示されます。
(※言語で「日本語」を既に選択してあるので、写真は日本語になっています。)
まずは、ファンクションキーの「F7」を押します。すると別の画面に移動します。
※画面右下に「F7」Advance Mode と書いてあると思います。
写真のように「メイン」のタブを選択して、言語で「日本語」を選択します。
(※その他の言語も選択できます。)
次に、

その他、時計の時間を合わせて自身で必要と思う項目をチェックしてから、再起動します。
(※時間はWINDOWS起動後に正確に合わせれるので、適当でも大丈夫です。)
(※「BIOS」再起動後にWINDOWSが起動しない場合は、どこかに問題が有ります。再度チェックしてみて下さい。)
TUF GAMING B460-PLUS | マザーボード | ASUS 日本
パソコンが最小単位の構成で正常に起動出来た後の作業
モニター画面が他にもある人は接続し、その他プリンター等のUSB接続の配線を行って完了です。
まとめ
今回の内容、いかがでしたでしょうか?私の記事が少しでも参考になれば幸いです。
ほぼ全てのパーツを選んで交換しましたが、幸い問題は発生していません。
しかし、もし問題が起きた場合、どのパーツで不具合が起きたのか原因を特定するのが非常に大変です。
記事の途中でも書きましたが、メモリが悪いのか、それともマザーボードなのか、配線なのか等々。
やはり、自分でパーツ交換するには、それなりの知識と覚悟が必要そうです。
でも、自分でパーツ交換まで出来ると、完成した時には達成感と満足感が有ります。
「何事もチャンレンジ。知らずしては始まらない。誰でも最初は初心者です。」
ご講読ありがとうございました。

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