PC版『NieR:Automata』が抱えている問題を解決し、プレイ環境と画質を快適にする為に、ハイレゾ・テクスチャの高画質MODやReshadeを導入する手順を詳しく解説したいと思います。
『NieR:Automata』は、2017年にスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation 4用アクションRPGゲームソフト(日本では2017年2月23日に発売。)ですが、
先日Steamで行われた値段がお得な「オータムセール」や「ウィンターセール」等で購入して、今になってPC版『NieR:Automata』を「いざプレイしてみよう!」と言う方も多いと思います。
この記事の目次
PC版『NieR:Automata』通常盤とGame of the YoRHa Editionとの違い
PC版『NieR:Automata』を買うなら「Game of the YoRHa Edition」がおすすめ。※内容は、ゲーム本編に加えて、DLC(ダウンロードコンテンツ)の「3C3C1D119440927」が含まれています。
DLCの概要:DLCデハ追加コスチュームとして「露出の多い女性の服(2B用)」「素朴な少年の服(9S用)」「世界を滅ぼした男の服(A2用)」が登場。
DLC内に登場するサブクエストをクリアする事デ、前作「NieR RepliCant」のキャラクター達の衣装でゲームを楽シムコトが出来マス。サブクエスト内ではチャレンジバトルとして3種のコロシアムが出現。
SteamのDLCページより抜粋して引用
PC版『NieR:Automata』の問題と対策
まずは、今回の解説概要と導入手順を、簡単に説明します。
①本編ムービーの再生中に、フレームレートが30fpsに制限され低下するのを解除する為に「FAR」と言うファイルをインストールします。
②「FAR」のメニュー画面から、ご使用の環境に合った初期設定を行います。
③「FAR」のメニュー画面から、フルスクリーン表示設定の際に起きる画質の乱れや不具合を改善する為の設定を行います。
④「NEXUS MODS」より、高解像度テクスチャー素材のMOD『NieR Automata – Texture Pack V0.75 – 2019 Update』をインストールして、画質向上を目指します。
⑤PC版『NieR:Automata』に「Reshade」を追加導入して、お好みでご使用環境に合わせた、画質向上を更に目指します。
※詳しい内容は、以下で順番に解説します。
FixAutomataRes-v 0.7.0『FAR』のインストール方法
最新のサポートされる Visual C++』 のダウンロードとインストール
まずは「FAR」をインストールする前に、前提として『最新のサポートされる Visual C++』 のダウンロードとインストールが必要です。
インストールされていない方は、以下、マイクロソフトのリンク先から、最新版のダウンロードを行って下さい。
※リンク①で該当ページにアクセス出来ない場合は、リンク②をお試し下さい。
リンク① 最新のサポートされる Visual C++ のダウンロード
リンク② 最新のサポートされる Visual C++ のダウンロード
『FAR』のインストール方法
①以下のリンク先ページより「FAR_0_7_0_23.7z」という名前のファイルをダウンロードして、任意の場所へ保存後に解凍を行います。
(※後でコピーして貼り付けるので、どこに保存しておいても大丈夫です。)
Release FixAutomataRes – v 0.7.0 · Kaldaien/FAR · GitHub
https://github.com/Kaldaien/FAR/releases/tag/far_070
※万が一、ファイルが解凍出来ない場合は『7ZIP』というアーカイブがおすすめ。 https://sevenzip.osdn.jp/
②解凍したファイルの中身を、ゲームのインストールフォルダの中に貼り付けます。
インストール先のフォルダが分からない場合は、Steam画面のライブラリで、ゲームタイトル『NirR:Automata』を右クリック後に、表示された画面で「ローカルファイル」を選択し、ローカルファイルのサイズと書いてある右の所「参照」をクリックすると表示されます。
以下「FAR_0_7_0_23.7z」の中身を全て選択します。

コピー元
以下、インストール先のフォルダへコピーして貼り付けます。

コピー先
『FAR』の初期設定と調整
①『FAR』の初期設定を調整する為に、ゲーム『NieR:Automata』を起動して確認を行います。
※「CTRL」+「SHIFT」+「←BS」(バックスペースキー)を押すとメニュー画面が起動します。
お使いの環境(パフォーマンスヒットへの影響等)に合わせて、お好みの設定を選択して下さい。
②メニューの「Display」をクリックして、モードを「Windowed Mode」の「Borderless」を選びます。
すると
③『Windows Management』で「Borderless」と「Full Screen」(Borderless Upscale)を選択出来るようになります。
※「ウィンドウモード」の「ボーダーレス」を選ぶことで、疑似的にアップスケールされ「フルスクリーン表示」になり、画質劣化の不具合も解消されます。
次に再度、画像内赤枠の上から順番に
①エフェクト「Bloom」(ブルーム)を使用(ON)するか、しないか(OFF)を選択。
※使用する場合は、「デフォルト」 OR 「Native Bloom Res」 どちらにするかが選べます。(※ブルームは、もやっとした、ぼやけのようなエフェクトの事。)
私は画像のように「Bloom」を選択し「Native Bloom Res」を選択してます。
②「Ambient Occulusion」(アンビエント・オクルージョン)
※私は画像のように「Ambient Occulusion」を選択し「Native AO Res」を選択してます。
③「Lighting」光の当たり具合です。「Ultra」が一番重たいが、効果は大きい。※ご自身の環境で見た目やパフォーマンスヒットを考えて選んでみて下さい。
『NieR Automata – Texture Pack V0.75 – 2019 Update』のインストール
まずは「NEXUS MODS」のリンク先ページより、ダウンロードして解凍します。
※今回のMODは、圧縮ファイルで1GBあるので、ダウンロードにはそれなりに時間がかかります。ご了承ください。
※尚「NEXUS MODS」のご利用にはユーザー登録が必要です。
まだの方は、無料で登録出来ますのでコチラ『MHW MODの使用方法!導入手順と使い方まとめ2020』の記事を参考にして下さい。
NieR Automata – Texture Pack V0.75 – 2019 Update
https://www.nexusmods.com/nierautomata/mods/5
インストールする為のフォルダを新規作成
今回の解説では、ゲームのインストール先フォルダの中に、解凍した「FAR_Res」という名前のフォルダをコピー又は貼付けしてインストールします。
という事でフォルダ「FAR_Res」をインストールしたのがコチラ。
その後、ゲームフォルダ内にあるファイル「dinput8.ini」を右クリックして、編集モードでテキストとして開き、 [Textures.General] という項目を見つけて「ResourceRoot=FAR_Res」の部分を、指定したいフォルダ名に書き換えます。
先ほど自分でコピーした「FAR_Res」フォルダを開くと、簡単に文字をコピーする事が出来ます。(※マウスに記憶させる時はCTRL+Cで出来ます。)
開いたテキスト「FAR_Res」の部分を消して、CTRL+Vで貼り付けます。
※最後に、テキストファイルを上書き保存して設定完了ですが、ゲームを起動しすると、以下動画にようになっていると思います。
NieR:Automata – 2B Remastered! HD Texture Pack Update
※別の方の動画ですが、変化する箇所が分かりやすいので貼っておきます。
※動画は2年前のV0.73のようですが、MOD側の説明欄と変更ログを見る限り、現在との違いは少ないと思われます。
「Reshade」本体の導入 Reshadeのダウンロード
さて、他の記事でも書いていますが、SteamゲームへのReshadeのインストール方法は、ほぼ同じです。
Reshadeのダウンロード : https://reshade.me/
2020年12月末現在 Reshadeの最新バージョンは、Reshade4.8.2 です。
Reshadeの基本的なインストール方法
①「Reshade_Setup_4.8.2.exe」の実行ファイルをダブルクリックします。
(※バージョンの数字は随時、今後のアップデートで変わります。)
②「Click here to select a game and manage its Reshade installation」(日本語訳:ここをクリックしてゲームを選択し、そのReshadeインストールを管理)を押します。
③インストールさせたいゲームタイトル『NieR:Automata』を選択します。
※一覧表にゲームが表示されない場合は「Brouse」(ブラウズ)から、インストールフォルダを指定して下さい。
④「Direct3D 10/11/12」にチェックを入れて選択します。
⑤エフェクトセットの種類が表示されて、デフォルトでチェックが入っています。
理由その①:各エフェクトの効果さえ実際の画面で分かれば「NEXUS MODS」のプリセットを使わなくても、自分で画質は十分に綺麗にする事が出来ます。
理由その②:プリセットを使った後に、自分のお好みで手動でエフェクトを追加でオンオフして調整するのが、基本的なリシェードの使い方です。
チェックを入れた後に「OK」を押します。
⑥エフェクトの種類が、具体的内容で個別に表示されますので、下の「OK」を押します。
⑦下の画像のように、上段に「ReShade Setup was successful!」(ReShadeセットアップは成功しました)と表示されれば導入完了です。
※更に「Edit Reshade settings」を押すと、この段階でプリセットを指定する事が出来ますが、「×」バツボタンを押して、閉じても大丈夫です。
⑧更に「Edit Reshade settings」を押した場合は、「Preset」の所でファイルを指定出来ますが、今回の解説では行いません。
「Reshade」の基本的なインストール方法は以上です。
Reshadeの基本的な使い方とおすすめエフェクトの種類
※エフェクトは、個人の好みにもよるので、チェックをオンオフして、ご自身でも色々と試してみて下さい。
まずエフェクトメニューを表示させる為に「HOME」キーを押した後に「Continue」を押します。
おすすめのReshadeエフェクトの種類と、各エフェクト効果の特徴について概要を解説します。
(※その他のエフェクトについては、ご自身のお好みでオンオフ調整してみて下さい。)
① HDR [Fake.HDR.fx]
HDR(High Dynamic Range)ハイダイナミックレンジを、エフェクト効果により疑似的に模倣したエフェクトです。
特徴はコントラスト比を調整して、明るい部分と暗い部分を調整する事が出来ます。
② LumaSharpen [LumaSharpen.fx]
画面(画質)をシャープにしてくれるLumaエフェクト。(※パッチリします。)
③ DPX [DPX.fx]
若干画面が明るくなるように感じられ、全体的にRGBで言う所の青色(Blue)が少し強調されたような感じになります。
分かりやすいのは、景色や背景(物体)の影の部分の色を見ると、少し青色っぽく感じられると思います。
④ Vibrance [Vibrance.fx]
見た目で分かりやす部分は、人の肌色が若干暖かいピンクっぽくなる。
色の効果としては僅か(わずか)ですが、映像の心理的効果としては「恐怖感」等が和らぎ、色気や温かみを感じるようになります。
⑤ Colourfulness [Colourfulness.fx]
これは非常に見た目も分かりやすい。色付けされて彩度が上がり、とてもカラフルになります。
⑥ EyeAdaption [EyeAdaption.fx]
EyeAdaption(アイ・アダプション)は、平均的な画面の明るさに応じて画面(画像)を明るくしたり暗くする為、カメラ(目)からの光の露出の適用を模倣する為に、この名前が付けられています。
⑦ Clarity [Clarity.fx]
日本語では「明瞭度」といったような感じの意味ですが、見た目がかなりパッチリとして爽快感が感じられます。
⑧ Blooming_HDR [Blooming_HDR.fx]
ブルームは直訳すると「花咲く」というような意味ですが、花が咲いた時のように色っぽい雰囲気のある効果と、HDR効果を組み合わせたエフェクトです。
まとめ
今回は、『NieR:Automata』にハイレゾMODとReshadeの導入方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
『NieR:Automata』は既に2年前の作品ですが『NieR:Automata』の2Bの人気ぶりは、冷めることを全く知りませんよね。
更に現在、MODの世界では『NieR:Automata』の2B無くして、語れない時代となっております。
今回の記事では、具体的な他のMODは導入していませんが「NEXUS MODS」には多数のMODが存在していますので、個人的には色々と導入して『NieR:Automata』を楽しんでプレイしたいと思います。
今回の記事が少しでも参考になりましたら、是非シェア(共有)などして頂けると大変活動の励みになります。
ご購読ありがとうございました。
